ImageInspection4 – ソフトウェア紹介

ImageInspection4 – 画像検査用ソフトウェア

「イミュニティ試験・電源変動試験の“目視確認”を、自動・高再現性で行うための画像検査ソフトウェアです。」

概要

ImageInspection4 は、製品の表示や動作をカメラで監視し、異常を自動で判定・記録する画像検査ソフトウェアです。

イミュニティ試験や電源変動試験など、従来は人が行っていた「目視による確認作業」を自動化し、再現性と信頼性を高めます。

既存の試験システムに後付けするだけで導入でき、EMS試験ソフトウェアや電源変動試験ソフトウェアとの連携にも対応しています。

こんな課題を解決します

目視確認でよくある課題

■ 試験中の誤動作確認を人手に頼ると、見落としや再現ミスが発生しやすい。
■ 測定者によって判定基準が異なり、客観的な記録が残らない。
■ 試験中の印加タイミングと映像を正確に同期させたい。

ImageInspection4 は、EMS試験ソフトウェアや電源変動試験ソフトウェアと連携し、これらの目視確認を自動化します。

主な利用シーン

イミュニティ試験: RF印加中の画面変化や誤表示を自動検出。
電源電圧変動試験: 瞬断・低電圧試験後の復帰状態を自動判定。
長時間ランニング試験: LED点灯や表示状態を常時監視し、異常発生時に自動保存。

特徴

わかりやすいUI: カメラ映像上でROI(監視領域)をマウス操作だけで素早く配置・調整できます。
高精度画像比較: OpenCVによるピクセル単位の差分検出で、微小な表示変化も自動検知します。
自動記録機能: 異常検知時の画像・動画を前後±数秒含めて自動保存し、原因解析を効率化します。
外部制御対応: EMS試験ソフトウェアや電源変動試験ソフトウェアと連携し、試験シーケンスと同期した画像検査を実現します。
堅牢設計: 24時間連続運転を想定した長時間運転OK・夜間自動運転向きの設計で、長時間試験でも安定動作します。

ROIの配置方法と検査開始まで(設定〜基本操作編)
UIモードによる画像検査(GUI操作デモ)
コマンドモードによる画像検査(自動化・連携向け)

EMSソフトウェアとの連携

ImageInspection4 は SS.EMS シリーズと連携し、試験中の誤動作をリアルタイムに検知・記録します。
誤動作が発生した瞬間の印加条件(電界強度・周波数など)を自動でタグ付けし、「誤動作レベルサーチ機能」による閾値探索や自動再現を実現します。

電源変動ソフトウェアとの連携

ImageInspection4 は電源変動試験用ソフトウェアと連携し、変動後の復帰状態をリアルタイムに検知・記録します。
誤動作が発生した瞬間の印加条件(試験波形・試験番号など)を自動でタグ付けし、原因分析や再現試験を効率化します。

アップデート内容(ImageInspection3との違い)

Pipeline 化で「速く・堅牢」に。テキストI/O依存を解消
→ データ受け渡しをPipelineに統一し、テキストファイルI/O由来のエラーや遅延を減らして、高速かつ安定した検査運用を実現しました。

従来(ImageInspection3)で多用していたテキストファイルの直接読み書きを廃止し、データの受け渡しをすべてPipeline※に統一しました。
これにより、信頼性・速度・拡張性が大幅に向上し、よりスムーズで安定した画像検査運用が可能になっています。
※各処理ステージをスレッドセーフなメモリキューとNamedPipeで連結し、非同期にデータを受け渡す方式

外部録画ソフト不要。ImageInspection4 は動画生成を内蔵し、「画面OFF試験」にも対応
→ 画像検査と同じソフトで動画記録まで完結し、外部録画ソフトやそのライセンスが不要、かつ画面を消灯した状態でも長時間試験を継続できます。

従来は画面キャプチャーソフト(例:Bandicam※など)で行っていた動画作成処理を内蔵化し、外部ソフトを起動する必要がなくなりました。
これによりライセンス費用も不要になりました。
さらに、内部フレームバッファから直接映像データを取得する方式により、ディスプレイをOFFにしたままでも画像検査を継続できるようになりました。
これにより、長時間試験や夜間自動運転中でも安定動作が可能となり、実運用上の以下のメリットを実現しています。
・消費電力の低減
・画面焼き付き防止
・外部モニタ環境への依存解消
(※BandicamはBandicam Companyの商標または登録商標です)

パーセンタイル法を採用し、検査の安定性と精度を大幅に向上
外乱光や一時的なノイズの影響を受けにくくし、誤判定を減らしつつ、長時間試験でも安定した判定精度を維持します。

従来の「基準画像からRGBの最大・最小値を取得し、数%のマージンを加える方式」を廃止し、新たにパーセンタイル法(統計的しきい値決定)を
採用しました。
これにより、一時的なノイズや外乱光に影響されにくく、基準画像のばらつきを吸収しつつ、より安定した判定精度を実現しています。
・外乱光(蛍光灯のちらつき等)による誤検出を低減
・基準撮影時の微小変動を統計的に平滑化
・ROIごとの輝度分布を解析し、最適なしきい値を自動設定
・長時間試験でも判定の再現性が高い
これにより、誤判定率の低減と再現性の向上を両立し、開発段階・量産段階のいずれでも安定した画像検査を行えるようになりました。

高スペックGPUは不要。ImageInspection4は“軽い”のに滑らか
→ 内部フレーム取得と非同期Pipeline処理により、専用GPU非搭載の一般的なPCでもコマ落ちや検査抜けを抑えて安定動作します

従来はキャプチャ処理と録画処理が重なりGPU負荷が高く、PC性能不足時にコマ落ちや検査抜けの要因となっていましたが、ImageInspection4では内部フレーム取得と非同期Pipeline処理に刷新し、ディスプレイOFF時でも処理を継続できるため、専用GPU非搭載のPCでも安定したスループットを実現します。

機器選定(安定運用のための推奨と注意点)

推奨PC構成(目安):CPU内蔵グラフィックスまたは同等クラスのGPU、メモリ16GB以上、NVMe SSD、フルHDモニタ×2(60Hz固定)程度の
一般的なワークステーションPCで安定動作するよう設計しています。
長時間試験や動画保存を伴う運用では、NVMe SSDと十分な電源容量を備えたPC構成を推奨します。
詳細な機器選定の目安・注意点はユーザーマニュアルをご参照ください。

ノートPCでご利用の場合も、フルHD/60Hz出力とメモリ16GB以上を推奨しており、外部モニタ接続時は高パフォーマンス設定での運用を推奨します。
詳しい推奨構成や注意点はユーザーマニュアルをご参照ください。

技術サポート窓口

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